紀元1世紀なかごろ、イエスの死後に起こった弟子の運動(初期キリスト教運動)が、キリスト教の直接的な起源である。
キリスト教の教義はユダヤ教の律法を基礎としたイエスや使徒の言行から発展した。理論的発展を基礎付けたのはパウロ書簡およびヨハネによる福音書である。
新約聖書の他、ユダヤ教の聖典でもある旧約聖書を教典とする。新約聖書の範囲は 4世紀ごろ確立に到った。一方旧約聖書の範囲は教派により異なる。旧約聖書およびキリスト教を参照のこと。一般に旧約聖書と新約聖書のみを聖典とする宗教をキリスト教とみなすが、まれにこの両者と同等ないしそれ以上の価値をもつとされる文書を使用し、かつキリスト教を名乗る宗教も存在する。
現在、キリスト教の教派はおもに東地中海沿岸およびロシアに広まる東方正教会、ローマ教皇を中心とするカトリック、カトリックに対する宗教改革から発生したプロテスタントがある。ほか数は少数ながら、エチオピア・エジプト・イラク・シリア・アルメニア・インドに渡って信者を有し、その地方では無視できない信徒人口をもつ東方諸教会と呼ばれる教派もある。